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〒889-3143 宮崎県日南市大字下方874-2
洗浄だけで終わらせるのではなく、施工後にお客様がメンテナンスし易いよう石材の再生と保護までを行います。
数種類のケミカル(薬剤)を状況にあったもので洗浄する工法で、積み重なった石材の汚れを金属ブラシなどで落とすのではなく、石の性質に合わせたケミカルの塗布で汚れを浮かし、ふき取るというのが主な施工法です。
そこに存在しているものにどんな歴史的意味があるのかをお客様と共に考え、汚れたらすぐに建て替えるという発想ではなく、ある物使える物は永く使って行きたいという考えのもと取り組んでおります。
古くから屋外にあるものや細工・文字彫りが施してある物は、高圧洗浄などを行なうと劣化部分を破損してしまう事があります。その様なリスクを少なくする為、一つ一つ手作業で汚れを除去致します。高圧洗浄に比べ、お時間を頂くことになりますが、少しでも石材本来の姿を取り戻したいと考えております。
尚、石種によってはケミカルを使用する事で、逆に石材を傷めてしまう場合があります。その為、一度見えにくい場所でテストをさせて頂き、安全を確認した後にお話を進めさせて頂きます。仮にケミカルが使えない場合でも、綺麗にされたいお気持ちに添える様、代案をご提案させて頂きます。
特に飫肥石は、御影石の様にマグマが冷え固まった物と異なり火山から噴出した柔らかいシラス堆積した重さで永い間圧縮し固まった石材である為、御影石に比べ硬度が低く細孔の数が多いので苔が生えやすい石質と言えます。その為、過去の石工が残した彫刻や刻まれた文字などが判別出来ない状態で保存されているケースが殆どです。そんな日常のお手入れでは管理・清掃が難しい飫肥石製品こそ弊社のクリーニング担当者へご相談頂きたいと考えております。ご自宅やお墓などになぜ置かれているか判らない物も、クリーニングする事でご先祖様の想いが判るかもしれません。
どんなに磨かれ光沢がある石材も、顕微鏡で観察してみると細かい穴(細孔)があります。お墓など、屋外に置かれた石材が雨など水に濡れた所と濡れていない所で色の違いがあるのを目にされた事がある方も居られるかと思います。水が石材に触れ、色が変わるのは、その部分の細孔が水を吸い込んでいるからです。
空気中には、苔の胞子や車の廃ガス成分などが漂い、水道水にも塩素(カルキ)などが混ざっています。その様なものが永い年月を掛け少しずつ石材表面や細孔内に付着・蓄積そして化学変化を繰り返し、汚れという目に見える形で現れてきます。 細孔の量や大きさ、石材の成分は石種により異なる為、同じ場所に置かれ物でも汚れ具合に差が出るのはその為です。